2020.02.14
信州ブランドアワード2019 しあわせ信州部門賞を受賞しました。
運営の方が私達のプロフィールを上手にまとめてくださったので、改めて紹介します。
【信州ゆめクジラ農園とは】
安曇野市と松本市の農家で構成されるレストラン向けに特化した少量多品種野菜の生産者団体です。
「農業者人口の高齢化」と「後継者不足による耕作放棄地の増加」を「信州が世界に誇る理想的な農業のカタチ」に転化し、世界的な問題を解決するための仕組みを構築します。
近年ブームとなっている大規模な投資を伴う植物工場の設立ではなく、世界の貧困国でも容易に取り組めるこの仕組みは年代を超えた人と人の信頼関係によって成立します。
希少価値が高く、他では手に入れるのが困難な野菜を供給することで、使うシェフは他店との差別化を図ることが可能になり、更にCSV(地域の課題が自社の強み)に取り組むことができます。
つまり、私達の野菜をお使いいただくことが社会貢献につながり、世の中にとって必要な存在になります。
地域の高齢農業者や耕作放棄地は、地域の貴重な資源であると考えます。
一次産業は最も対価が低くなりがちですが、一次産業と三次産業が同一事業者だった場合、決してそうはなりません。
利益のコントロール幅を握る三次産業者が本当の意味で一次産業に参画し、文字通りドロだらけ・汗まみれになることで、生産者と実需者双方にとって最適な価格設定が可能になります。
信州の高原気候は作物にとって非常に良い影響を与えます。
日本各地・世界各国にはこうした地域特性が多く存在し、私達がデザインと定義する仕組みは、世界中が抱えるこの問題を解決すると信じます。
外食産業は生存率が極めて低い業種ですが、私達の提案する野菜によって生存率が高まることを望みます。
そうなることで、生産者と実需者の双方がお互いの存在価値を高め合えます。
わたし達は現在、外食産業に特化した農業を選択しましたが、この仕組みは応用できます。
農業の中でも、無農薬へのこだわりであったり、漁業に関しても地域の特性を活かした生産方法があり、それを求める実需者がいるはずです。
海外展開も視野に入れた中で、一次産業を魅力ある職業にすることが私達の使命です。